
- My World
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この曲を創ったのはもう2年前。
きっと作曲者が一番言ってはいけない事を言おう。
俺はこの"My World"が今まで創ったどの曲よりも一番好きだ。
この曲によって体験できた音楽の奇跡。
4人の生の音が重なったバンドの奇跡。
2年間の間、何度も何度も救ってくれた音楽の力。
正直、今の日本の音楽シーンにこんな濃い曲が響くのかどうかはよく分からない。
きっと時代とは正反対を進んでる曲だとは思う。
チャラいラブソングの方が受け入れやすいんだろうし、音楽自体の価値もペラペラ。
音楽に”力”を求める奴なんてすげー少ない時代。
ただ俺はやっぱバンドマンだから夢見てんだよね。
こんな時代だからこそ、心ある音楽が響いて欲しいと思ってるんだ。
“嘘のない心ある音楽を届ける”
これは、音楽に救われた自分にとっての最大の恩返し。
一番大好きで、一番救われてきた曲で勝負できるのは一人のバンドマンとしてすげー嬉しい。
時代ごとごっそり変えてくんねーかな"My World"。
この曲がもし届かなかったら、、
正直もう真剣に音楽創る自信ねーよ。
それ位自信と気持ちの籠った曲です。
響いてくれー。
- Come on
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2ndアルバムは”骨太”なロックをやろう。
これがRockin' the Worldを創り終えた時にプロデューサーと話し合った事。
“骨太”って具体的にどういう事だろう?
それを考えた時、まずは削ぎ落す事だと思ったんだよね。
いろんなジャンルの服を着る事も覚えたし、ある程度着こなす事もできるようになった。
じゃあ一回その服を脱ぎ捨ててみよう。
それで、上半身裸になった時「意外といい筋肉してんじゃん」ってなればすげーカッコいいと思った。
“Come on”はそんな気持ちで創っていった曲。
だから極力シンプルな音数でまとめてる。
音は少なければ少ない程、一つずつの呼吸が見えやすくなんだよね。
まさに裸に自信がないと、出せない音。
もうむき出しです
ある意味チ○コでちゃってるね。笑
バンド独特のグルーヴと、妙な暖かさを感じられるんじゃないかな。
大人になって、一皮剥けたSPYAIRのサウンドを感じられると思います。
- BEAUTIFUL DAYS (acoustic version)
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なぜこの曲をシングルに入れる事にしたのか。
理由は単純で、一枚でも多くこのシングルが届いて欲しいから。
正直、知名度のある曲をやる事に意味があった。
これがインディーズの頃の曲だと入れる意味はなかったんだよね。
アコースティックのスタイルはずっとやり続けてきた事だし、大好きな事。
新しい挑戦っていうよりは、たまたま側にあったものをやったって感じ。
より歌詞の良さや声が明確に見えて曲の新しい魅力が見えるんじゃないでしょうか。